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国鉄の戦後がわかる本 上巻


国鉄の戦後がわかる本〈上巻〉輝ける黄金時代(昭和二十年~四十三年)編国鉄の戦後がわかる本〈上巻〉輝ける黄金時代(昭和二十年~四十三年)編



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国鉄の戦後がわかる本<上巻>輝ける黄金時代編
所澤秀樹【著】
山海堂刊
2000(平成12)年2月発行


このところ、衝撃的な事項が多くて困るのであります。例へば。

a)児玉清さん、長門裕之さんが相次いでお亡くなりに!
b)スワローズが交流戦でボロボロ!
c)注水問題で、改めて政府と東電の無責任さが発覚!
d)村井美樹、Qさま漢字問題で答へずパス!

そして追ひ討ちをかける衝撃は、スーパーおおぞらの事故であります。
すつかり焼け爛れたキハ283系の姿...ああ。

しかし国鉄の歴史を俯瞰しますと、まさに事故の歴史。再発防止の施策とまた新たな事故発生の繰り返しであります。
所澤秀樹著『国鉄の歴史がわかる本 上巻 輝ける黄金時代編』を読みますと、その辺の事情が良く分かるのであります。

所澤秀樹氏といへば、雑学的な鉄道本を多く出してゐる人。本書はやや異質な著書になりますか。
日本国有鉄道の発足は昭和24年ですが、区切りの良い昭和20年から、あの画期的な「よんさんとお」の昭和43年までを上巻で取り上げます。暗い戦災の時代から復興へまつしぐらの時代です。皆が明るい未来を信じてゐた頃の話で、国鉄もイケイケです。そのツケは確実に次代へまはされるのですが...

親しみやすく分かりやすい所澤節が健在ですので、別段メイニアでなくても普通に読めるでせう。ところで桜木町事故や鶴見事故のところで「国鉄戦後五大事故」と紹介してゐますが、残りの三つが出て来なかつたやうな...下巻に出て来るのでせうか。

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くれない


 

くれない
佐多稲子【著】
新潮社(新潮文庫)刊
1952(昭和27)年5月発行


本来なら『くれなゐ』となるところですが、新潮文庫収録作品は「文語文は旧仮名のまま、口語体は新仮名に改める」方針なので改変されてゐます。1938年作品。

佐多稲子氏の体験が色濃く反映された小説であります。主人公の明子が作者の分身と申せませう。
明子と夫の広介は、ともにプロレタリア文学に携はる。夫は弾圧にて2年間の投獄生活を余儀なくされ、また娑婆に戻つてきたのであります。
当時仕事をする女性は、よき妻としての勤めを疎かにするものといふ目で見られることが多々あつたやうです。しかも夫婦揃つて同じ文筆業なので、いろいろ軋轢があるみたいです。

そんなこんなで、夫は外に女をこしらへて、一緒に住むなどと明子に宣言します。彼女は夫に「どうぞ」という反応をするけれど、苦しむのである。夫は屁理屈ばかりこねて自分を正当化するやうな男に感じます。こんな奴のどこが良いのかね。
結局夫の愛人とやらは悪い女ですぐ消滅、結末までやりきれない。

この明子(佐多稲子)の生き方といふのは、現在の女性からするとどう映るのでせうね。本作が今でも読み継がれてゐるとは余り思へないのですが...



源氏川苦心の日々充実も更新頻度が落ちてまいりました。公私ともべらぼうに忙しくなり、読書時間が減少してしまつたのと、仕事関係で読まねばならぬ本が増えたのが原因の一つと思はれます。さういふ無味乾燥(と思はれさうな)書物をここで取り上げても仕方がないし。ああ、腹いつぱい本を読みたいなあと渇望するのでした。

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日本映画俳優全史 女優編


日本映画俳優全史〈女優編〉 (1977年) (現代教養文庫)日本映画俳優全史〈女優編〉 (1977年) (現代教養文庫)



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日本映画俳優全史 女優編
猪俣勝人/田山力哉【著】
社会思想社(現代教養文庫)刊
1977(昭和52)年9月発行


女優編も入手したのであります。
ところでここで使用してゐる写真では、カヴァー表紙は栗島すみ子・京マチ子・岩下志麻の3人と思はれますが、私が所持してゐる本では高峰秀子・藤純子・山口百恵となつてゐます。これはどういふことでせうか。2種類のカヴァーがあつたのでせうか。

構成は男優編と同じ。第一部で超超超大物女優50名を選抜。第二部ではそれ以外のスタア女優を取り上げます。しかし女優編といふことで、著者の書きつぷりはどこかウキウキしてゐるやうです。猪俣勝人氏はその「まえがき」で、女優さんに対する生々しい思ひを告白してゐます。共感を呼ぶのであります。

特に古い日本映画の鑑賞時に手元に置くと、中中重宝でございます。たぶん編集方針としては、なるべく多くのジャンルから選抜しやうとの姿勢かと思はれます。清濁併せ呑むといふか。特に当時は唾棄すべき対象として語られることが多かつた日活のロマンポルノや東映お色気路線からも多く取り上げてゐます。
また、当時のアイドル「花の高三トリオ」も登場させ、山口百恵さんを高く評価してゐます。「スター女優の素質満点」「はたしてどこまで伸びるかわからぬ女優という気がする」...絶賛ですな。

人選的には、「白川由美」「宇治みさ子」「笹森礼子」「若林映子」あたりも取り上げていただきかつた。ま、私の個人的好みなのですがね。

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みんなジャイアンツを愛していた


 

みんなジャイアンツを愛していた

海老沢泰久【著】
文藝春秋(文春文庫)刊
1994(平成6)年10月発行


タイトルだけで拒否反応を示す人もゐるかも知れませんねえ。
ま、私もさうでしたから。海老沢氏ともあらう方が、何たること!なんてね。

しかしさすがに海老沢氏。冷静な分析であります。
まづ最初に、川上哲治氏が出会つた『ドジャーズの戦法』なる一冊の本から始まります。これにより日本のプロ野球は近代化を遂げたといふことで、川上氏の功績について語ります。川上氏といへば何かと評判が芳しくないのでありますが、この事実は評価されるべきでありませう。
そして川上野球が、「みんなが愛していた」ジャイアンツを完成させたと申せませう。

そのジャイアンツを、ミスターこと長島茂雄氏がをかしくしてしまつたとする。その後の藤田氏・王氏も昔のジャイアンツを取り戻さうとする動きを見せませんでした。海老沢氏の苛立ちが伝はる筆致であります。

次いで広岡達朗氏。この人は我がスワローズを球団史上初の優勝・日本一に導いた偉い人。
川上氏との確執からジャイアンツを去つたといはれてゐます。ところが川上野球をもつとも正統的に受け継いだのが広岡氏であるといふのも定説です。さりながら、広岡野球が開花したのはジャイアンツではなく、スワローズであり、ライオンズだつたのです。

そして他球団のライバルたち。江夏豊・平松政次・星野仙一の各氏であります。
皆それぞれの表現で、「愛されたジャイアンツ」を倒す喜びを語つてゐました。この辺まで読み進めると、タイトルの意味が分からうといふものです。

結局、ジャイアンツは強かつたから愛されただけではないのか、といふ疑念が浮かびますが、その辺は海老沢氏の筆力に心地よく騙されたといふ感じでせうか。

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