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土俵の鬼 三代


 

土俵の鬼 三代
杉山邦博【著】
講談社(講談社文庫)刊
1992(平成4)年5月発行


なかなか多忙にて、相撲のテレビ観戦もあまり出来ません。
それにしても、つまらないのであります。優勝争ひの興味は中盤ですでに失せてしまひました。白鵬は立派ですが、2番手以降との力の差が縮まるどころか拡大してゐます。豪栄道や琴奨菊、稀勢の里らにはもう期待は持てさうもありません。ああ。

今場所も土俵下から熱心に勝負を見守る杉山邦博さんの姿があります。現状をどのやうに思つてゐるのか。
『土俵の鬼 三代』とは、先先代二子山親方(元横綱・初代若乃花幹士)・先代二子山親方(元大関貴ノ花)・横綱若乃花勝と貴乃花光司兄弟のことであります。
初代若乃花は「土俵には黄金が埋つてゐる」などと語り弟子たちを育て、名横綱兼名伯楽と評判。貴ノ花は「水泳ではメシは喰へぬ」などとつぶやきながら角界入りし、大鵬時代と千代の富士時代の間、長きに渡り人気の面で相撲界を支へました。若貴兄弟については、まだ記憶に新しいところであります。兄貴の方は相撲界を去つてしまひましたが。
杉山さんは有名な貴ノ花ファンなので、礼賛調であります。朝青龍を語る杉山氏とはまるで別人なのです。

Ⅱ章以降は、執筆当時の人気力士論やアナウンサーとしての苦労話など。「本物を見分ける目」の章などは、同業を目指す人たちにとつては今でも参考になる話ではありますまいか。色見本カードを常に携帯してゐた話とか、人と同じことをしてゐては駄目であるといふことでせうね。
本書で語られた力士たちに続く後輩は、果たして出てくるのか。一度伝統がぷつつり切れると、復活するのは難しい。かつて名力士だつた現在の親方たちには、さういふ伝統を伝へる責任もあるのではないでせうか。そんなことを考へる一冊であります。しかし新品はもう入手出来ないかな...

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