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さよならゲンスブール


さよならゲンスブール

さよならゲンスブール
永瀧達治【著】
共同通信社刊
1992(平成4)12月発行


カンヌ国際映画祭にて、シャルロット・ゲンスブールが女優賞を受賞したさうですね。かなり過激な演技を披露したとか。この女優の名を聞くと、どうしても父親たるセルジュ・ゲンスブールを思はずにはゐられません。
タイトルは「さよならゲンスブール」ですが、副題に「パリ発ポップス社会学」とあるやうに、執筆当時(1980年代)に活躍してゐたアーチスト達を紹介してゐます。
永瀧達治さんは、以前から音楽を通じてフランスの様々な姿を私たちに伝へてゐます。私が高校生の頃、英語圏以外の音楽情報は極めて少なく、フランスの音楽事情を知るために、FM放送で永田文夫さんや永瀧さんの番組を熱心に聴いてゐました。

高校生にとつてゲンスブールは、かなり毒が強い。ボリス・ヴィアンも同様ですが、カブレやすいのです。私もどつぷりはまりました。永瀧氏は、さういふ若者にも警鐘を鳴らしてゐるのです。
「育ちの良いフランスかぶれのおぼっちゃまがゲンスブールを気取って酒と煙草に溺れることのないように」と、表面上の行為のみゲンスブールを真似て得意になつてゐる奴らに警告を発してゐます。
私も当時を思ひ出すと、恥づかしい行為をいろいろしてゐたなあ...

*入手難度・・・★★★★☆
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