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失われた鉄道を求めて


失われた鉄道を求めて (文春文庫)失われた鉄道を求めて (文春文庫)



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失われた鉄道を求めて
宮脇俊三【著】
文藝春秋(文春文庫)刊
2011(平成23)年5月発行


以前、同じ宮脇俊三氏の『鉄道廃線跡の旅』(『七つの廃線跡』改題)なる書物を取り上げたことがございます。
本書はそれ以前の、おそらく著者初の「廃線跡」をテエマにした作品と思はれます。
わたくし自身は廃線跡にはあまり興味はありませんが、宮脇氏の廃線跡紀行にはそそられる。やはり面白いのであります。

しかも路線の選定が渋い。玄人好みと申せませう。
タイトルを列挙しますと、「沖縄県営鉄道」「耶馬溪鉄道」「歌登村営軌道」「草軽電鉄」「出雲鉄道」「サイパン、ティニアンの砂糖鉄道」「日本硫黄沼尻鉄道」。
沖縄県営鉄道は、沖縄戦での爆撃によつて完膚なきまで破壊されたと事情通が言ふ。しかし鉄道は細長い。完全に消滅させるのは案外難しいのであります。どこかにその切れつぱしくらゐはあるだらう、といふことで沖縄まで出かけてしまふのです。

「編集部の加藤保栄君」なる人物が同行します。宮脇氏の見立てでは、記者出身だけに取材力に長けており、観察力の鋭さから歴史家か考古学者に向いてゐるのではないか、といふ人。「はたせるかな最近は歴史小説に筆を染めている」と書いてゐます。さう、実はこの「加藤君」、のちに作家の中村彰彦となるのでした。
さういへば『インド鉄道紀行』では、元俳優の高柳良一氏が編集者として同行してゐましたね。人に歴史あり。

文春文庫の5月新刊。新装版であります。

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No title

先日初めて、近鉄 内部線に乗りました。
久しぶりに驚きました。あんな路線が、いまだにあるのですね。
四日市駅からわざと離れたところに、隠すように作ったようなホームといい、
ナローゲージを走るパステルカラーのボロい車両といい、バラックのような途中の駅といい、
衝撃の連続でした。
名古屋から四日市まで乗ってきた鉄道会社と、同じ会社が運営しているとはとうてい思えません。

ちょっと遠いですが、機会があればぜひ。
乗っていると、現世とは違う世界にでも連れていかれるような感覚に陥ります。

Re: No title

内部線ですか。渋いですな。
内部線と、日永から分岐する八王子線はともに好きな路線であります。
四日市に住んでゐた頃はちよくちよく乗つてゐましたが、
離れてからはご無沙汰ですなあ。
名鉄はローカル線をどんどん切り捨ててしまつたけれども、
流石に日本一の大私鉄・近鉄だけあつて懐が深い。
ま、市民の足になつてゐるので需要はそこそこあるとは思ひますが。


No title

苦心さんは以前四日市にもお住まいでしたか。
それは失礼いたしました。

他にも内部線のようなオカルト路線をご存知でしたらぜひ教えて下さい。

Re: No title

オカルト路線つて一体...
それでは身近なところで、名鉄築港線なんてどうでせうね。もう乗りましたか?
常滑線大江駅から分岐する、一駅間だけの路線。
工場への通勤のみを目的としてゐるので、日中は全く電車は走らない変り種です...
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