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ロミオとジュリエット


ロミオとジュリエット (新潮文庫)ロミオとジュリエット (新潮文庫)



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ロミオとジュリエット
ウィリアム・シェイクスピア【著】
中野好夫【訳】
新潮社(新潮文庫)刊
1951(昭和26)年11月発行
1996(平成8)年12月改版


花のヴェローナにていがみ合ふ名家同士、モンタギューとキャピュレット。この犬猿の仲である両家の娘と息子が、あらうことか恋に落ちたのであります。ああ、何といふ運命のいたづら。
キャピュレットの娘ジュリエットは一人バルコニーにて、「おおロミオ、ロミオ、どうして貴方はロミオなの?」といふ有名なセリフを吐きます(本書の中野好夫訳では、更に大時代な言ひまはし)。
このセリフだけ見て「何だ、この娘は馬鹿なのか?」とつぶやきたくなるかも知れませんが、要するに「なぜ貴方はよりによつて、敵対するモンタギュー家のロミオなのか」といふことですね。冷静に粗筋だけ見ると「有り得んよ」などと言ひたくなるところですが、読み進むうちに物語にのめり込み、涙するのであります。恋愛悲劇の古典として、今後も末永く読み継がれると思はれます。

ところで新潮文庫の沙翁作品は、ほぼ福田恆存氏の翻訳で統一されてゐますが、この『ロミオとジュリエット』のみ中野好夫氏の翻訳。「注」などで、いかに自分は苦労して訳したかを自慢してゐます。苦労したけど、どうです、名訳だらう、さう言つてくれよと行間から読み取れます。
楽屋裏を披露しなければ理解できぬ邦訳はちと辛いのであります。地口や駄洒落の翻訳はまことに難しい。俗語卑語も、原文に使用されてゐるなら当然訳語もそれに相当するものを駆使するのは当然でございます。しかしその時の流行語を使つてしまふと、歴史的審判に耐へられないでせう。「アチャラでは」とか。福田氏の翻訳に差替ることは出来ないものでせうか。
ま、いいけど。

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