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品川隆二と近衛十四郎 近衛十四郎と品川隆二


品川隆二と近衛十四郎 近衛十四郎と品川隆二

品川隆二と近衛十四郎 近衛十四郎と品川隆二
品川隆二/円尾敏郎【著】
ワイズ出版刊
2007(平成19)年4月発行


長い書名であります。
品川隆二と近衛十四郎といへば、何といつてもTVの素浪人シリーズ『素浪人 月影兵庫』『素浪人 花山大吉』。この2-3年CSの東映チャンネルや時代劇専門チャンネルでも何度か放映されて、それまでのファンの渇きを癒してくれたものでした。
そのやうなファンにとつて、本書はこの上ない贈り物でせう。さすがワイズ出版。
近衛十四郎さんは剣戟の殺陣では日本一といはれた時代劇俳優。シリアスな演技の中にとぼけた味はひを出せる役者でした。1914年生れだから十四郎、といふのも人を喰つた感じで良いですね。松方弘樹、目黒祐樹兄弟の父であります。
一方、品川隆二さんは『月影兵庫』、『花山大吉』を通じて相棒役・焼津の半次を演じました。相棒といつてもその存在感はたまらなく大きく、一度見たら忘れられません。ダブル主演といふべきでせう。

近衛さんが亡くなつてからすでに30年が経つてからの本なので、どうしても内容は品川隆二さんが中心となり、大半を品川さんのインタビューで占めてゐます。よくぞここまで語つてくれたといふ感じです。これは貴重な証言ですよ。当時の映画界(おもに大映・東映ですが)の内情を惜しげもなく披露してゐます。同時に当時の品川さんの心情なども開陳され、意外な言葉も聞かれます。
「焼津の半次なんて大嫌い」なんて今さら言はれても、ファンは戸惑ふばかりではありませんか。
まあさういふ事も含めて、まことに得難いインタビュー内容です。
要するに、愛好家にとつては宝物のやうな書物(さうでない人にとつてはどうでもいい本)といふことです。
それではおやすみなさい。

*入手難度・・・★★★☆☆(意外と早く入手困難になる、と思ふよ)

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