スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

江分利満氏の優雅な生活


江分利満氏の優雅な生活

江分利満氏の優雅な生活
山口瞳【著】
新潮社(新潮文庫)刊
1968(昭和43)年2月発行


中学生の頃に一度読んでゐる筈なのですが、その時の読後感を覚えてゐないのです。
タイトルからして、軽妙でユウモワに満ちた読み物かと思つてゐましたが、なかなか重く深刻な話が多い。作者の自伝的な小説でせうか。江分利の新婚時代の記述はしんみりさせられるし、父親との関係は緊張感がありはらはらします。といつても一貫した筋がなく、何とも捉えどころのない作品ですね。江分利満に仮託した「山口瞳の生活と意見」ですかな。少し鬱屈したやうな記述も散見されます。執筆当時はまだサントリーに在籍してゐたといふことなので、何か屈託があつたのか。

かういふ江分利満ですが、発表当時は直木賞を受賞して、映画化されたり、評判をとつたやうです。
私は未見ですが、岡本喜八監督・小林桂樹主演で東宝で制作されたとか。いつたいどのやうな脚本に仕上げたのか、原作からは想像もつきませんが。
昭和30年代の世相は、今の人たちにどのやうに映るのか。私の年代では、幼き日々と重なる部分がありますが、自分より若い人は、そもそも本書を手に取るのか? なんてことを思つてしまひます。サントリー文化人も、どんどん遠くなる...

*入手難度・・・★★★☆☆

にほんブログ村 本ブログへ

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

初めまして
署名に惹かれて、寄せてもらいました。
つい最近小林桂樹の聞き書き、『演技者』という本を読みました。その本の表紙が、「江分利満氏の優雅な生活」で主役を演じた写真でした。山口瞳は、私も一時期随分読みました。その厳しい目は、今でも十分通用するものだと思っています。サラリーマン役者といわれた小林桂樹との組み合わせは興味深いものがあります。
ご参考までに。

Re: No title

コメントありがとうございます。
なるほど、私の認識不足のやうですね。
ますます『江分利満』の映画、見たくなりました。
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
FC2カウンター
FC2アフィリエイト
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
リンク
フリーエリア
ブクログ                                                      にほんブログ村 本ブログへ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。