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相撲今むかし


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相撲今むかし
和歌森太郎【著】
隅田川文庫刊
2003(平成15)年6月発行


さて両国国技館では、大相撲秋場所が始まりました。
稀勢の里のあの体たらくは何でせうか。困りましたね。
それにしても彼にはもう少しましな醜名を与へて貰ひたいものです。
把瑠都も横綱相手に脇が甘すぎると思ひます。
舞の海さんが指摘するごとく、工夫が感じられませんね。これでは稽古不足の横綱さへ倒すことは敵はないでせう。大関を狙ふ存在として、両者には明日以降期待しませう。

『相撲今むかし』は、元々1963(昭和38)年に和歌森太郎氏(民俗学)が河出書房新社から出した本の復刊です。
しかし相撲は伝統を重んじる世界。内容は今読んでも充分通用するのであります。
ま、それだけ変化がない世界とも言へる。
相撲の歴史を語る前に、第1章として「相撲の魅力」が語られます。この民俗学者が相撲好きだつたことが分かりますね。
相撲部屋制度、番付について、相撲教習所のカリキュラム、タニマチとの付き合ひなど、簡潔に説明してゐます。相撲界に対して、好意的な筆致であります。
ゆゑに、あまり相撲界の暗部については語られません。物足りない向きもあるでせうが、だからこそ各方面から「教科書」として重宝されるのでせう。
前理事長の北の湖親方も推薦文で「私が横綱を夢みて、土俵の砂にまみれていた相撲教習所時代のなつかしい教科書でもあった」と述べてゐます。

秋場所初日は、千代大海がコケたが、それ以外の横綱大関は安泰であつた。結構な話でありますが、やはり日本人力士に活躍して貰ひたいですね。
番付を見ますと、日本人最高位は琴光喜。続いて魁皇、千代大海か...ううむ。

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