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鉄子のDNA


鉄子のDNA (小学館101新書)鉄子のDNA (小学館101新書)


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鉄子のDNA
豊田巧【著】
小学館(小学館101新書)刊
2009(平成21)年8月発行


著者の豊田巧さんは、ゲームソフト制作会社「タイトー」の人。
かつて「電車でGO!」といふゲームをヒットさせたプロデューサーださうです。
自分も少しだけやつたことがありますけどね、全然うまく停車させられずに、すぐにやめてしまいました。自分にとつては、ストレスが溜まるゲームでした。
しかし世間的には大ヒットとなって、その後続々と新作が作られたやうであります。

その豊田巧さんが、昨今の「鉄子」ブウムを論じてゐます。
彼は実際に『鉄子の旅』第36旅「『彗星』に乗って高千穂鉄道へ」でゲスト参加してゐますので、その時の縁でかういふ本を出すことになつたのでせう。
実際鉄子は増えてゐますね。或いは今まで隠れてゐたのが、堂堂と表社会に出て来たといふか。
豊田氏は、相次ぐブルートレインの廃止に触れながら、バリバリの鉄オタではない「ソフト鉄」が増えることで、将来の復活も有りうるだらうと分析してゐます。

しかし私は、このブウムがもたらす効果といふものに対しては懐疑的でございます。 鉄オタが注目されてゐるのは、その常軌を逸したと思はれる言動を興味本位で面白をかしく見物するといつた部分が多いのではないか。
鉄子に対しても、鉄オタに対する既成概念から「おお、こんなに可愛い娘がテツ?」といふ野次馬的な興味が中心のやうな気がします。
それでもなほ、「ソフト鉄」が増えるのは良いことだと考へます。本書がその一助となれば良いな、つて感じですかね。

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